本庶氏“予防医療に施策を”厚労省など訪問
ノーベル賞の受賞が決まった京都大学の本庶佑特別教授が11日、根本厚労相の元を訪れ、「予防医療」に施策を傾けるよう求めた。
本庶特別教授「私はやはり、予防というのは、もうちょっと投資をしていかないと。これから寿命が延びるわけですから。いわゆる健康寿命ということで、病気にならないようにしないといけない」
本庶特別教授はこう述べ、予防医療へ施策を傾けるよう求めた。また、厚労省が積極的に勧めることをやめている子宮頸がんワクチンについても、厚労省幹部に「ぜひ勧めるべき」と話しているという。
また、本庶特別教授は、柴山文科相にも面会し、研究者に交付される補助金について、「国の科学の基本だと思っている。少しずつでいいから増やしていただくのが非常に重要」などと述べ、増額を求めた。