“データ改ざん”建物名を19日に公表開始
油圧機器メーカーのKYBが、建物の免震装置などの検査データを改ざんしていた問題で、KYBは17日夜、改ざんが行われた建物名の公表を19日に始めると発表した。
KYBによるデータ改ざん問題をめぐっては、「埼玉県立がんセンター」で検査データを改ざんした免震装置が設置されていたことが新たに分かった。
また、東京都では都庁や、東京オリンピック・パラリンピックの水泳会場となるアクアティクスセンターなどに改ざんがあったものと同型の製品が設置されていたことが明らかになった。
改ざんは8人の検査担当者が関与して、少なくとも15年にわたって行われ、改ざんの方法は口頭で引き継がれていたという。
KYBは、これまで改ざんが行われた建物名を公表せず、混乱が広がっていたが、17日夜、所有者などの許可が得られた建物については19日午後に、建物名を公表すると発表した。