×

どんなカギでも開ける87歳のカギ屋さん

2018年10月23日 15:57
どんなカギでも開ける87歳のカギ屋さん

東京・中目黒に、どんなカギでも開けてしまうというカギ屋さんが
いる。江戸時代のカギを開ける様子に密着した。

カトウロックサービスの加藤順一さんが開けようとしているのは、江戸時代のカギだ。現在の徳島県で作られていた、からくりカギで一見した所、カギのどこにも鍵穴がない。

加藤さん「あれ?おかしいなぁ」

鍵穴を探す加藤さんだが、なかなか見つからない。この紋章部分を回転させると、横の板が外れるはずがさびて動かない。叩いてもダメ、格闘すること10分で…

加藤さん「開いた」

板が動いて、2つの鍵穴が出てきた。この鍵穴にカギをさし込む。まずは左から続いて右。同じ鍵を交互に差し込む。これでようやく開けられた。

加藤さん「冬でも汗だくです」

加藤さんが集めたカギの数は1000個。アフリカのカギや、猿のお尻にカギをさして開ける中国のカギもある。

インドのカギは、鍵穴は1つなのにカギは5つ。カギの下の部分の飾りを外すと隠れた鍵穴があらわれる。ここに1つめのカギを入れ、カギを回していくと上の部分が持ち上がる。これで隠れていた鍵穴が出てきた。他のカギを入れていき、全てのカギを解除。これで開いた。

カギの多くは骨董(こっとう)品店から買い取っているため、開け方はわからず、からくりを解くのはひと苦労だ。

加藤さん「大変というかやっぱりね。コツがあるんですよ。言うに言われない」

どんなカギでも開けられる加藤さん。噂を聞きつけ、過去にはイスラエルからカギを開けられるかと、ゲーム感覚でカギが送られてきたという。

加藤さん「ウェルダン(よくやった)と、ほめてくれたのは良いんだけど、もう1つやってって」

1つ成功すると、何度も届いたという。

加藤さん「できるだけ、見たり聞いたりいじったり、好きになったもんでないとわからないと思う」

【the SOCIAL viewより】

24時間ライブ配信中
日テレNEWS24 24時間ライブ配信中
logo

24時間ライブ配信中