順天堂大 性別や年齢で受験生を差別か
医学部の不正入試問題で、過去6年間の男女の合格率の差が全国で最も大きかった順天堂大学で、性別や年齢で受験生を差別していた疑いがあることがわかった。
関係者によると、順天堂大学は医学部の入試で女性を男性に比べて不利に扱っていたほか、浪人を繰り返している学生を差別していた疑いがあるという。
文科省の指摘を受け順天堂大では、第三者委員会を設置して調査を行い、来月以降に結果を公表するとしている。
この問題をめぐってはすでに昭和大学が2浪以上の受験生が不利になる得点操作を行っていたほか、卒業生の子どもを優遇していたと公表している。
不適切な疑いがある大学は昭和大学や順天堂大学を含め、少なくとも5校あるということで、文科省では各大学に対し、事実確認と報告のほか、自主的な公表を求めている。