東京消防庁全職員で初 1万8千人テロ訓練
東京消防庁で初めて、全職員およそ1万8000人が参加した大規模なテロ対策訓練が行われた。
27日の訓練は、東京・品川区の大井競馬場など3つの会場で同時多発的に爆発が起きるなどのテロが発生し、およそ3500人の死傷者が出た想定で行われた。
テロ対策訓練としては東京消防庁で初めて、全職員およそ1万8000人が参加し、大規模災害に対応する新部隊「統合機動部隊」も編成された。
現場では、作戦の指揮を執る松井晶範・警防理事の指示で、ケガ人の治療の優先順位をつける「トリアージ」などが迅速に行われ、隊員は災害時の動きを確認し連携を高めていた。