天皇陛下 最後の「大綬章」親授式
皇居で、秋の叙勲の「大綬章」親授式が行われ、天皇陛下から勲章が授与された。今回が平成最後の親授式。
6日、皇居で行われた親授式には、今回の勲章最高位である「桐花大綬章」を受章した元経団連会長の今井敬さん(88)や参議院議長を務めた斎藤十朗さん(78)、また、外国人の枠としてマレーシアのマハティール首相ら10人が出席した。
天皇陛下はひとりひとりに勲章を手渡した後、「長年それぞれの務めに精励し、国や社会のために、また人々のために尽くされてきたことを深く感謝しております」とねぎらわれた。
例年、春の親授式は5月に行われるため、来年4月末に退位される陛下が自ら勲章を手渡す親授式は今回が最後となった。
また、午後には重光章を受章した64人が皇居・宮殿で行われた勲章伝達式に出席し、その後、陛下が面会された。元宮城県知事の浅野史郎さん(70)や、元東京地検特捜部長の伊藤鉄男さん(70)らが受章し、勲章を胸に皇居・東庭で記念撮影にのぞんだ。