両陛下 国際生物学賞授賞式に出席
天皇皇后両陛下が国際生物学賞の授賞式に出席された。退位を控え、両陛下の出席は今回が最後となる。
国際生物学賞は、昭和天皇の在位60年と今の天皇陛下の長年のハゼの研究を記念して作られた賞。最後の授賞式出席となった天皇皇后両陛下は、満場の拍手に迎えられて会場に入られた。
今年は、地球が誕生した初期の生命と環境に関する研究の功績により、アメリカのアンドリュー・ハーバート・ノール博士が受賞し、両陛下は拍手でたたえられていた。
その後、魚類学者でもある陛下は、受賞者らとの懇談で自身のハゼの研究についても楽しそうに話し、ノール博士から「地層の堆積物からハゼの骨格が見つかったら連絡します」と伝えられると、笑顔で「ハゼは見つけにくい」と答えられていたという。