東京五輪でマラソン開始“5時半から”要請
2年後の東京オリンピック・パラリンピック大会に関連して、日本医師会と東京都医師会が、暑さ対策のため、マラソンのスタート時間を1時間半早めるよう求めた。
日本医師会の横倉会長と東京都医師会の尾崎会長は20日、桜田オリンピック・パラリンピック担当相を訪れ、東京大会でのマラソンのスタート時間を現在の午前7時からさらに1時間半早めて、午前5時半とするよう求めた。
現在のスケジュールで競技を実施すれば、選手や関係者、観客が熱中症になる危険性が高くなり、救急車の出動が増えることで医療機関や一般の患者にも影響が及び、「場合によっては死者も出る」と警鐘を鳴らした。
医師会は、すでに大会組織委員会に要望を提出していて、今後、東京都に対しても同様の要望を提出するという。