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2018年12月5日 19:01

“がっかり名所”返上の秘策“奇跡の瞬間”

“がっかり名所”返上の秘策“奇跡の瞬間”
(c)NNN

高知市中心部にある観光名所の「はりまや橋」。有数の観光地だが、札幌の時計台や長崎のオランダ坂とともに「日本3大がっかり名所」と呼ばれている。

観光名所なのにがっかりという良くないイメージを払拭するべく、今、ある動きが注目されている。

その舞台は、橋のすぐ脇にある交差点。その交差点をとらえた動画に秘策が隠れている。路面電車が1両、2両、3両とすれ違っていく、それだけのことだが、その後、“奇跡の瞬間”が…
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高知市にある観光名所の「はりまや橋」。名所だけど、実際に行ってみるとがっかりしてしまうと、「日本3大がっかり名所」の1つとされている。

そんな橋のすぐ近くにある交差点でおこる「ある現象」が、奇跡の瞬間として話題を集めている。

高知市内を中心に市民の足となっている、とさでん交通の路面電車。東西南北に延びる路線が交わるのが、この「はりまや交差点」。交差点にしかれた路面電車の軌道は、国内で唯一、ひし形の形をした平面交差点で、ダイヤモンドクロッシングと呼ばれている。

そこへ3方向から路面電車が入ってきた。交差点内に3両の路面電車。しかし、これが奇跡の瞬間「トリプルクロス」として鉄道ファンなどから注目されている。

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ただ、この奇跡の瞬間が見られるのは、平日の午前8時12分ごろのみ。しかも毎日見られるわけではない。電車が遅れるなど、偶然が重ならないとこうした光景はうまれない。


とさでん交通・水田正彦課長「『はりまや橋』という場所が、面白い場所だなと、一人でも多くの方に注目していただければと考えております」

めったに見られないことを「売り」に。路面電車を運行する、とさでん交通は、トリプルクロスをPRするため、看板を設置することにした。縦横およそ3メートルの看板には、写真や図解とともに、日本語と英語で「奇跡の交差点」であることを明記するという。

看板設置にかかる費用はおよそ60万円。費用はクラウドファンディングで募ることになったが、この奇跡の瞬間は大きな話題となり、目標金額を大きく上回る200万円以上が集まっているという。

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「こちらのお部屋が、トリプルクロスプランのお部屋です」

眼下に、はりまや交差点が広がるホテルでは、今年8月から、1日10室限定で、「トリプルクロス」に遭遇できるかも?しれない宿泊プランを販売。

西鉄イン高知はりまや橋・斉藤信也主任「月々30から50件の予約を頂いています。どうしても偶然らしいので、そこに幸運とか感じていただければ」

奇跡の瞬間を、地元をあげてPRしている。

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奇跡の瞬間をきっかけに、汚名返上となるのだろうか?