拉致問題解決に向け 国際シンポジウム
拉致問題解決に向けた北朝鮮の具体的な行動を促すため、政府主催の国際シンポジウムが開かれた。
シンポジウムには、日本人拉致被害者の家族や、北朝鮮に拉致された疑いのあるアメリカ人男性の家族が参加し、肉親の帰国への思いを訴えた。
拉致被害者家族会 ・飯塚繁雄代表(80)「今も向こう(北朝鮮)にいる被害者の方々は自由も奪われ40年も苦しんでいる」
菅官房長官は、「拉致問題は基本的人権の侵害という国際社会全体の問題だ」と指摘し、「被害者帰国に向け、あらゆるチャンスを逃さない決意だ」と強調した。
また、パネルディスカッションでは、北朝鮮の具体的な行動を引き出すため、国際的な連携の必要性が議論された。