民間発射場でのロケット打ち上げ、直前に延期 今月13日以降の見込み
9日午前に予定されていた和歌山県串本町の民間発射場でのロケットの打ち上げは、直前に延期され、打ち上げは、今月13日以降になる見込みです。
日本初の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」では、午前11時過ぎに、宇宙事業を手掛ける「スペースワン」が開発したロケット「カイロス」が打ち上げられる予定でしたが、直前に延期が決定しました。
ロケットには人工衛星が搭載され、地球の軌道上に投入できれば、日本の民間企業としては初めてで、期待が寄せられていました。
見学に来た人
「風強いわけないよ、弱いのに」「めちゃくちゃ楽しみだったのに」
スペースワンは会見で、警戒区域に船舶が確認され、中止の判断に至ったと説明し、次回の打ち上げは、今月13日以降になることを明かしました。機体にトラブルはなく、担当者は「初めてのことで船舶への対応が円滑でなかった」としています。