冬の嵐原因は…関東も雪?木原予報士が解説
北海道は冬の嵐が続いている。この原因と今後の見通しについて、気象予報士の木原実氏が詳しく解説する。
◇
日本付近は1月になってから短い周期で冬型が繰り返されており、24日も冬型が強まっている。気象衛星ひまわりの映像を見ると、日本海には筋状の雲が並んでいて、北海道から中国地方まで地上で雪が降っている。
天気図を見てみると、今回特に23日から24日にかけて低気圧が発達しながら北海道を横切っている。このため、この低気圧周辺では冬の嵐となった。
今後、北海道から北陸にかけて日本海側では断続的に雪が続くが、25日になると幾分勢いがおさまり、嵐は小康状態となる見込み。
ただ、25日から関東地方でも雪の降る可能性が出てきている。天気図を確認すると、今回の嵐のポイントは北海道付近の低気圧。これが25日になると、だいぶ東へ離れ、日本海側の雪もいったんは落ち着きそうだ。
しかし、関東の南にかくれ低気圧があるようだ。26日になると、これが関東の東へ進む。いわゆる南岸低気圧の通過に伴って、太平洋側で雪の降るパターンになりそうだ。
25日午後9時、関東の西に早くも雪のマークが出ている。このあと南岸低気圧が通るが、沿岸部では25日夜遅くから雨が降り、北部では25日夜遅くから26日朝にかけて雪が降る予想となった。雪によるスリップ事故など車の運転にはご注意ください。