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2019年2月19日 18:49

あの“駅弁”も… 「車内販売」一部終了へ

あの“駅弁”も… 「車内販売」一部終了へ
(c)NNN

新幹線など列車での旅。列車内で食べる「お弁当」も旅の楽しみのひとつだ。ところが、一部の列車で、弁当などの「車内販売」が無くなってしまうという。いったい、なぜなのか?

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今年は10連休となるゴールデンウイーク。“鉄道の旅”を計画している人もいると思うが、その楽しみのひとつといえば、飲み物や駅弁などを購入できる車内販売サービス。

しかし、長年親しまれた車内販売が、今後、姿を消していく。

車内販売マニア・清水ひろしさん「車内販売廃止のニュースが伝わりまして、うわー大ショックって」

車内販売を利用する客「なんかさみしいですよね。けっこう旅行にいくと、それ(車内販売)が楽しみで」

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そのひとつ、JR北海道の特急「スーパー北斗」は、車内販売サービスを今月末に終了することを発表。

1950年の販売開始以来、変わらぬ製法で作り続けてきた「スーパー北斗」の停車駅・長万部の名物「かにめし」にも影響が及んでいる。

かつては駅のホームで対面販売され、多くの乗客が買い求めた人気の駅弁。

“少しでもあたたかいままで”という思いから、列車の到着の時間ギリギリに製造。注文を受けたあと、乗客に届けているが、販売開始からおよそ70年、車内販売の終了を受けて、これもできなくなる。

では、なぜ車内販売は終わってしまうのだろうか。

有限会社かにめし本舗かなや・戸来雅行さん「JR北海道さんからも“売り上げ不振”と人員不足で車内販売終了と私たちのほうに入ってきました。これもまた、時代の流れでしようがないと思います」

JR北海道の車内販売サービスの売り上げは、ピーク時に比べ4分の1にまで減少。車内販売の中止を決定したが、こうした苦しい状況はJR北海道に限らず、今、全国各地で起きている。

JR九州は「九州新幹線」全線で来月15日に。JR四国も特急列車の一部区間で同じく来月15日をもって、車内販売を終了することを発表。

さらにJR東日本も、売り上げの低迷や販売員の不足を理由に、東北新幹線「やまびこ」の全区間や、秋田新幹線「こまち」などの一部区間での車内販売を来月15日に終了することを、18日に明らかにした。

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この発表を受け、インターネット上では思わぬ反応も…

「“シンカンセンスゴイカタイアイス”が無くなるの残念すぎる!!」

JR東日本の新幹線で販売されてきたアイスクリーム。その硬さが逆に魅力だったが、今後は一部をのぞいて車内販売が終了することに。

別れを惜しむ声が早くもネット上で広がっている。

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続々と廃止が決まる車内販売サービス。一方で、これをウリにする鉄道がある。日本一の山を横目に河口湖から大月間を走る「富士山ビュー特急」。

特急の模様が入った御朱印帳が、車内で購入できるという。

50分ほどの運行にもかかわらず、この特急ならではのグッズの車内販売が好評だという。

富士急行事業部・勝俣儀一係長「リピーターさんたちには新しいグッズがあると、とても喜んでもらえます。今後も車内販売を楽しんでいただきたいと思っています」

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平成最後に分岐点を迎える車内販売サービス。次の時代どのように受け継がれていくのだろうか。