辺野古埋め立て「反対」7割超 県民投票
辺野古の埋め立てについての賛否を問う沖縄県民投票は、24日に投開票が行われ、埋め立て「反対」の票が7割を超えた。
沖縄県民投票は、アメリカ軍普天間基地の移設に伴う名護市辺野古の海の埋め立てについて、「賛成」「反対」「どちらでもない」の3択で民意を問うもの。
開票の結果、埋め立て「反対」が43万票余りとなり、投票全体の7割を超えた。投票率は52.48%で、去年の沖縄県知事選よりおよそ11ポイント低くなったが、50%を超えた。
「反対」が有権者の4分の1に達したため、玉城知事は今後、県民投票条例の規定に基づき、投票結果を首相とアメリカ大統領に通知することになる。
玉城デニー沖縄県知事「辺野古埋め立てに絞った県民の民意が明確に示されたのは初めてであり、極めて重要な意義があると考えています」
投票結果に埋め立て工事を止める法的な拘束力はなく、政府は今後も工事を続ける方針だが、沖縄県と国の対立は続くことになり、辺野古移設の行方はさらに不透明になった。