阿蘇山 噴火警戒レベルを2に引き上げ
福岡管区気象台は12日、阿蘇山の噴火警戒レベルを1から2に引き上げた。火山活動が強まって噴火の可能性があるとしている。
噴火レベルの引き上げを受けて、12日朝から阿蘇中岳火口周辺おおむね1キロへの立ち入り規制が始まった。
気象台によると、阿蘇中岳では、先月上旬ごろから振幅がやや大きくなっていた火山性微動が、11日夜からさらに大きくなった。また、火山ガスもやや多い状態が続いている。気象台は、火口からおおむね1キロの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があるとしている。
噴火警戒レベルが2になったのは2017年2月以来2年1か月ぶり。気象台では、火口からおおむね1キロの範囲で噴火に伴う大きな噴石と火砕流への警戒を呼びかけている。