「はやぶさ2」世界初の試みに挑戦
小惑星探査機「はやぶさ2」が世界初の試みに挑戦している。5日午前、「リュウグウ」に人工クレーターを作るための装置を分離した。
このミッションは、銅の塊を爆発の衝撃で小惑星「リュウグウ」に打ち付けて最大で直径約10メートルの人工クレーターを作るもので、世界でも初めての挑戦。JAXAは5日午前、この装置の分離を確認したと発表した。
5日朝に会見したJAXAの久保田孝研究総主幹は、「かなりリスクのあるチャレンジングなミッションと思っている。平成最後の大仕事にぜひ成功したい」と述べた。
はやぶさ2は現在、クレーターを作る際の爆発で飛び散る岩石などから回避するため、移動しているものとみられ、JAXAでは可能なら来月以降、小惑星内部の物質を採取したいとしている。