国交相 辺野古埋め立て承認撤回を取り消し
アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設を巡り、石井国土交通相は、沖縄県の「埋め立て承認の撤回」を取り消す決定をした。
普天間基地の辺野古移設を巡っては、去年8月、沖縄県が埋め立て承認を撤回し、これに対抗して沖縄防衛局が石井国交相に撤回の取り消しを求めていた。これに対し、石井国交相は5日、撤回を取り消す決定をしたと発表した。
沖縄県は承認撤回の理由について、海底に軟弱な地盤があり、埋め立て工事が困難なことなどをあげていたが、石井国交相は、専門家が工事は可能と鑑定したことから、「承認撤回に理由はないと判断した」としている。
すでに承認撤回の効力を停止する措置が取られ、工事が再開しているが、これにより「承認撤回」そのものの効力もなくなることになる。