“無資格検査”IHI 部品製造でも不正
航空機のエンジン整備で無資格検査が発覚していた重工業大手「IHI」で、エンジンの部品製造の過程でも不正が行われていたことがわかった。
IHIによると、不正が見つかったのは航空機エンジンの部品を製造している東京都瑞穂町の工場と、福島県相馬市の工場、さらに広島県呉市の工場。
部品の製造過程で、社内で定められた規定に反し、訓練生による検査や検査記録の入力が行われていて不正は、今年1月までの2年間で、およそ7100件見つかったという。
部品のサイズや性能などは基準を満たしていて、納入先のエンジンメーカーにも確認して安全性に問題はないとしている。
IHIは、検査する人員の不足などが原因だとした上で、再発防止を徹底するとしている。