職員室が「センセイオフィス」に…どう変化
職員室の環境を改善しようと、島根県の高校がスイスの家具メーカーと協力して新しい職員室をつくった。その名も「センセイオフィス」。どんな空間なのだろうか?
島根県の津和野高校では、スイスの家具メーカー「ヴィトラ」が監修し、職員室のレイアウトや家具を刷新した。
個人デスクが並んでいた職員室。新たなレイアウトでは、個人スペースと共有スペースが分かれている。職員室に入るとすぐにカウンターがある。生徒と気軽に会話ができるようにと設置している。
さらに仕切り付きのスペース。壁には吸音効果があり、周囲を気にせず会話ができる。これまで生徒指導は席で行っていたが、プライベート空間を作ることで、落ち着いて生徒と向き合うことができる。
先生たちのデスクは奥行きを短くし横長に設計。作業効率が上がり、対面距離が近いため先生同士の会話が増えた。
津和野高校 教諭「話しやすいなっていうのは、すごく思いますね」
個人のイスは移動しやすい回転型。ミーティングスペースは移動しにくい木のイス。生徒指導の場所はリラックスできるソファー。タイプの違うイスを用途で分けている。
津和野高校・熊谷修山校長「落ち着いて仕事ができる。集中して自分の業務ができて、気持ちにゆとりができたりすると生徒にとって良い形になると期待しています」
【the SOCIAL trendより】