アーバンスポーツの国際大会が閉幕 広島
広島市で開かれていたアーバン(=都市型)スポーツの総合国際大会「FISE HIROSHIMA 2019」が3日間の競技日程を終え、21日に閉幕した。
今月19日から広島市で開かれたアーバンスポーツの総合国際大会「FISE HIROSHIMA 2019」には、世界およそ40の国と地域から500人近くの選手が参加した。観客数は、3日間で延べおよそ10万人にのぼるという。
大会が広島市で開かれるのは去年に続き2回目で、今回は、昨年の豪雨災害からの復興大会とも位置づけられている。
大会では、東京オリンピックの公式の競技・種目にもなっているスケートボードや自転車のBMX、ボルダリングなど、合わせて7つの種目が一斉に行われているのが特徴。
入場は無料で、会場では音楽を流すDJブースや食べ物のブースなどが設けられ、家族連れや若者たちで賑(にぎ)わった。
来年の東京オリンピックでは、臨海部で行われるこうしたアーバンスポーツが重要な柱とされていて、大会組織委員会の森会長や、スポーツ庁の鈴木長官も視察に訪れた。
主催した日本アーバンスポーツ支援協議会の会長で、IOC(=国際オリンピック委員会)の委員でもある渡辺守成氏は、「訪れた観客がみんな笑顔だった。選手も楽しみながらやっている。東京五輪の競技運営にも橋渡しができたのではないか」などと手応えを語った。
この大会は、来年も広島市で開催される予定。