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“性別”は関係ない!誰もが活躍できる職場

2019年4月26日 19:15
“性別”は関係ない!誰もが活躍できる職場

男性が多かった職場に女性が。そして、女性が多かった職場に男性が進出するケースが増えている。職場に新しい風を吹き込みお客さんの多様化するニーズに応えようと、こうした動きが広がりをみせている。

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車高約4メートル、全長は12メートルもある10トントラック。体力勝負でこれまでは男性スタッフが多かったという運送業。運転席から出てきたのは、女性ドライバーの石崎さん。走っているトラックを見てかっこいいと思いこの会社に就職したという。

数少ない働く女性を紹介した「佐川女子」という本にものった石崎さん。この会社では2011年から女性の採用に力を入れ、ここ数年で2倍に増えているという。ドライバー歴5年とあって大きな荷物も手際よく運んでいく。

鈴江奈々キャスター「ローラーでどんどん流していけるように工夫されているんですね」「1人でやるんですね」

重い荷物の積み入れなども特に問題は感じていないという。一方で女性ならではの悩みも。

佐川急便・石崎愛子さん「腕が(日で)焼けるので、腕とか首とかに(日焼け止めを)塗ります」

鈴江キャスター「運転しているとハンドル握っているのでここが焼けちゃうんですね」

企業側は女性の進出をどう感じているのだろうか。

佐川急便広報課・小泉友紀さん「特に女性のお客様は、朝のメイクの時ですとか、夜、配達に伺う際に安心するという声を多く聞いています」

~「佐川女子」ネットの声~
「性別に関係なく開かれた採用がいいね」
「重い荷物は大変そうだな…」
「佐川女子来たけどかっこよかった!」

男女どちらかのイメージにとらわれず、活躍する人が増えるワケは?

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いよいよ27日からゴールデンウイーク。全日空では今年4月、客室乗務員職として男性4人が入社した。女性が多いCA職。約8500人のうち男性は50人ほどと少数。最近では、はとバスでも、男性バスガイドが誕生。こうした動きは他にも…。海外も含め70店舗を展開するネイルサロン。この店のスタッフは全部で4人だが、その中に1人男性がいる。

丁寧に作業しながら気さくに話す松澤さん。

ネイルクイック、アトレ亀戸店、松澤樹斗さん「(ネイルサロン職場見学した時に)男性のスタッフさんがいて、男性でも働けるんだなと思って」

松澤さんのような男性ネイリストはまだ少数。技能試験1級に合格した男性の割合は、全体の1%以下にとどまっている。

男性ならではの目線を提案することも…。

松澤樹斗さん「『デートにこの後行くんですけど、どういう感じの(ネイル)アートがいいですか』って(女性客に)すごい聞かれるんですけど、透明(なネイルアート)だったり清潔感ある感じがいいかなって」

お客さんの反応は…。

ネイルサロンを利用する女性「男性の感性もどんどん取り入れた方がいいですし、男の子だから女の子だからという区別はなくていいと思う」

女性が多い職場に新たな風を吹き込んでいるという松澤さん。

ネイルクイック、アトレ亀戸店、若林希巳江店長「今までなかった男性目線とか新しいものに新鮮さを感じます」

新しい目線で多様化するニーズに応えるというこの動きは、さらに広がりを見せそうだ。