温室効果ガス 新ガイドラインを発表
国連の気候変動に関する政府間パネルは、地球温暖化をまねく温室効果ガスの排出量をより正確に把握するための新たなガイドラインを発表した。
京都で開かれていた政府間パネルには、世界各国の科学者らが参加し、温室効果ガスの排出量について、より正確に把握できるよう、算定方法などを見直した。
新たな方法として、人工衛星を活用して地上の温室効果ガスを測定することや、燃料電池などで使われる水素を製造する際に出る二酸化炭素を排出量に加えることなどがガイドラインに盛り込まれた。
環境省によると、日本の温室効果ガス観測衛星「いぶき」などが、今後の測定に利用される見通しだという。
新たなガイドラインは、地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」の参加国による会議での合意をへて、正式に導入される見通し。
(画像提供:環境省)