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レオパレス 建築基準法違反2900棟超に

2019年5月14日 14:55

賃貸アパート「レオパレス21」の施工不良問題で、建築基準法違反の物件が今年3月末の時点で、2900棟以上みつかったことがわかった。

レオパレス21をめぐっては、去年4月と5月、延焼防止のために屋根裏に設置される「界壁」とよばれる壁の施工不良を公表したのに加え、今年2月にも天井や外壁などで、防火性能や遮音性の基準を満たしていないなどの疑いのある物件が、みつかったことを公表していた。

国土交通省によると一連の施工不良問題で、今年3月末の時点で、2949棟で建築基準法違反が確認されたという。また、国交省はレオパレスに対し、不備のある物件の改修を指示しているが、先月末時点で、改修がすんでいる物件は800棟だという。

石井国交相は、「スピードアップしてやってくれると思っている」などとし、レオパレス21を引き続き指導していくとともに、行政処分についても検討する考えを示した。