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認知症発症年齢 10年で1歳遅らせる目標

2019年5月16日 20:02

政府は、70代での認知症の発症年齢を10年間で1歳遅らせるとする初の数値目標を掲げた。

政府は、認知症対策を強化するための「大綱」を来月をめどにまとめる予定で、16日、有識者会議に素案を示した。

素案では、70代での認知症の発症年齢を10年間で1歳遅らせるとする初めての数値目標を設けていて、これが実現すれば、認知症の人の割合が、10年間で1割減少することになる。

厚生労働省によると、2025年には、65歳以上の5人に1人にあたる約700万人が認知症になると推計されていて、政府は、認知症の「予防」を「大綱」の重要な柱として据え、高齢者の運動不足の改善や、保健師らによる健康相談の実施などの具体的な施策を推進するとしている。