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ボルトが全国的に不足 国交省が異例の要請

2019年5月17日 20:19

鉄骨などをつなぐボルトが全国的に不足しているとして、国土交通省は、建設会社などに必要な分だけ発注を行うよう異例の要請を行った。

全国的に足りなくなっているのは、「高力ボルト」と呼ばれる建物の鉄骨などをつなぐためのボルトで、東京オリンピック・パラリンピック関連の建設や都市再開発などで建設工事が増えていることが影響している。

国交省の今年3月の調査では、通常なら1か月半程度の納期が、およそ8か月まで長期化していることがわかったという。国交省は、業者が在庫を確保しようと必要以上に発注を行っていることなどがボルト不足の原因とみている。

こうしたことから、国交省は建築会社などに対し、ボルトを使う工事を明確にした上で発注を行うよう異例の要請を行った。

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