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「即位礼正殿の儀」と祝賀パレード概要決定

2019年6月20日 21:38
「即位礼正殿の儀」と祝賀パレード概要決定

政府は20日、各国の元首らを招いて天皇陛下の即位を公にする儀式「即位礼正殿の儀」を10月22日の午後1時から、祝賀のパレードは午後3時半から行うことなどを決めた。パレードには悪天候となった場合の予備日を検討することになった。

政府は20日の式典委員会で、今年10月に行われる天皇陛下の即位に伴う儀式の概要を決めた。天皇陛下が「高御座(たかみくら)」に、皇后さまが「御帳台」に昇り、陛下が即位を宣言される「即位礼正殿の儀」は、10月22日の午後1時から皇居・宮殿で、外国の元首や王族など約2500人を招いて行われる。その際、宮殿の中庭には「旛」と呼ばれる全長5メートル以上の旗や装束姿の人々が並ぶ。

その日の午後3時半からは即位を祝うパレード「祝賀御列の儀」が行われ、天皇皇后両陛下が勲章やティアラを着用した正装で、皇居から赤坂御所まで約30分間、オープンカーで移動される。パレードは、当日台風などで悪天候となった場合に備えて予備日を設けることとし、10月26日(土)を軸に具体的に検討していくことになったという。

また、20日の委員会では、「即位礼正殿の儀」で用いられた「高御座」と「御帳台」が、今年12月から来年3月にかけて東京の東京国立博物館と京都御所で20日間ずつ一般に公開されることも決まった。