国民年金 納付率68.1%で7年連続上昇
自営業の人などが加入する国民年金保険料の納付率が7年連続で上昇したことがわかった。
厚生労働省によると、国民年金の保険料がどれだけ納められたかを示す納付率は、昨年度68.1%だった。前年度より1.8ポイント増え、7年連続の上昇となった。年代別の納付率は、55歳から59歳までが最も高く77.5%、逆に最も低かったのは25歳から29歳までの56.3%だった。
また、納めていない国民年金の保険料は2年前まではさかのぼって納付できるようになっていて、これによって、2016年度の納付率は最終的に74.6%となり、国が統計をとりはじめた2002年度以降で最も高くなった。
一方、国民年金に加入している人の数は、厚生年金に加入するパート労働の人が増加していることなどから、1471万人と、前の年度より34万人減った。