就任後初めて来日しているフランスのマクロン大統領夫妻が皇居を訪れ、天皇皇后両陛下主催の昼食会に出席した。

フランスのマクロン大統領夫妻は２７日正午ごろ、皇居・宮殿に到着し、天皇皇后両陛下が出迎えられた。両陛下は通訳を介さず、フランス語で大統領夫妻と挨拶し、その後、「竹の間」で１５分ほど懇談された。

天皇陛下は去年９月、フランスを公式訪問した際に、ベルサイユ宮殿での晩餐（ばんさん）会など、もてなしを受けたことにお礼を述べ、その後、Ｇ２０サミットに話が及ぶと「気候変動はますます重要な問題となっています」とフランスの猛暑について話題にされたという。

皇后さまはブリジット夫人と、フランスの若者の失業問題や、長女の愛子さまのことなどを話されたという。

昼食会は秋篠宮家の眞子さまや佳子さまら皇族方も出席されて行われ、大統領夫妻は、メイン料理である御料牧場産の羊のローストについて、「大変おいしい」と話していたという。

マクロン大統領夫妻は両陛下と別れの挨拶をし、午後２時過ぎに皇居・宮殿をあとにした。