市長のたばこ「ポイ捨て」動画……岐阜・高山市長が“条例違反” 自らに「是正を」
先月14日に撮影されたとみられる映像に映っていたのは、外でたばこを吸う岐阜・高山市の田中明市長です。しばらくウロウロした後、吸っていたたばこを側溝に投げ捨てました。“ポイ捨て”の瞬間を、ばっちりカメラにとらえられたのです。この映像は、SNS上にもアップされました。
12月15日夜、市長は緊急会見を行い自ら、この行為を認めました。
岐阜・高山市 田中明市長
「市長として条例を順守する立場のものが、このような結果になる行為をしたことを深く反省している」
そして、携帯灰皿とみられるものを取り出しました。
岐阜・高山市 田中明市長
「今日だから持っているということではないですけど…こういうの(携帯灰皿)におさめるようにしていますので、恒常的にポイ捨てしているかというのは、私としてはしていないと認識している」
――動画以外でポイ捨てしたことは?
岐阜・高山市 田中明市長
「正直に申し上げて、『ポイ捨てしたか、どうか』と聞かれれば、記憶にないとしかいいようがない」
田中氏は去年まで市役所に勤めており、いわば“たたき上げ”の市長とも言えます。高山市では、14年前にたばこのポイ捨てを禁止するなどの条例が施行されています。
――条例については認識していた?
岐阜・高山市 田中明市長
「はい、認識しておりました」
――1日何本くらい喫煙する?
岐阜・高山市 田中明市長
「だいたい12~13本ですかね」
――“市長が違反した人に是正求める”今回は「田中市長」から「田中明」さんに出した?
岐阜・高山市 田中明市長
「はい、そのつもりでおります!」
市長として、“自ら”に是正を求めたということです。
一方で、“市長は辞めるつもりはない”と話しています。さらに、たばこもやめない考えだといいます。
(12月15日放送『news zero』より)