祖先の謎は?台湾から与那国島に丸木舟到着
3万年前に日本人の祖先が日本列島に渡ってきた謎を解明しようと、7日に台湾を出発し、与那国島を目指していた丸木舟が9日昼前、到着した。
7日に台湾を出発した丸木舟には、5人が乗り込み、約200キロをこぎ続け、9日午前11時48分、与那国島に到着した。
これは、国立科学博物館などのプロジェクトチームが、日本人の祖先がどうやって日本列島に渡ってきたのか解明しようと、3万年前の旧石器時代の航海を再現したもの。
地図やコンパスなどは使わず、星や太陽の位置などを目印に航行し、台湾出発からかかった時間は約45時間。プロジェクトチームは、再現実験を無事成功させた。
航海した人「みなさんのおかげで完璧な航海ができたと思います。本当にありがとうございました」
5人は、疲れはあるものの健康状態に問題はないという。