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九州北部記録的大雨 22日も土砂災害警戒

2019年7月22日 0:05

九州北部は21日、記録的な大雨となった。西日本では夜になっても局地的に激しい雨が降っていて、気象庁は22日にかけても土砂災害などに警戒するよう呼びかけている。

台風5号に向かって流れ込んだ湿った空気の影響で、九州北部には21日未明から線状降水帯と呼ばれる帯状の発達した積乱雲がかかり続けた。

24時間の雨量は、佐賀県鳥栖市と福岡県久留米市でいずれも335.5ミリとなり、観測史上最大となった。この大雨で広島県の一部地域に出されていた避難指示、避難勧告はすべて解除されたが、福岡県や高知県の一部地域に避難指示が出ている。

また、福岡県、高知県、佐賀県の一部地域には、依然として避難勧告が出ている。これは、5段階の「大雨警戒レベル」のうち危険性が2番目に高い「レベル4」の情報で、浸水想定地域や、土砂災害に警戒が必要なエリアに住む人は、避難所や安全な場所にすぐに避難してください。

台風5号は温帯低気圧に変わったが、引き続き22日にかけて、西日本を中心に、局地的に、非常に激しい雨の降るおそれがあり、土砂災害に引き続き警戒が必要となっている。