栃木県で今年8月の開業を目指している次世代型路面電車＝LRTに慣れてもらおうと、小学校の児童らを対象に体験型の安全教室が開かれました。

宇都宮市などで開業予定の「芳賀・宇都宮LRT」は今年8月の開業を目指し、JR宇都宮駅間と芳賀町の間の約15キロを結ぶ予定です。

28日に安全教室が行われた宇都宮市立平石中央小学校は、学校の目の前に車とともにLRTが走ることになる道路があります。これまで路面電車のなかった宇都宮市でLRTに慣れてもらおうと、市の担当者は参加した児童らおよそ50人にLRTが走る道路の注意点などを説明しました。

児童らはその後、実際にLRTが走る線路で安全な渡り方を体験したほか、停留場への出入りや乗車の方法などを学びました。

LRTの試運転は去年11月からJR宇都宮駅近くの一部区間で始まっていますが、3月1日から新たに車両基地より東側の芳賀町方面でも試運転が始まり、平石中央小学校の前も走る予定です。