アスベスト検出か「軍艦島」上陸禁止に
長崎市の世界遺産「軍艦島」でアスベストとみられる物質が検出され、長崎市は31日から上陸を禁止した。
軍艦島への上陸が禁止となった31日、船会社は周遊ツアーに変更して船を運航した。
大阪から来た人「上陸してみたいところだけど残念な話」
横浜から来た人「きょうの朝聞いた。残念だけど周りから見れるだけでうれしい。天気もいいし」
長崎市によると今月、実施した大気調査の結果、軍艦島の3つの見学広場でアスベストとみられる繊維物質を検出したという。これを受け、長崎市は31日から上陸を禁止することを決めた。
詳しい検査結果が出るまでに2週間近くかかる見通しで、市は「アスベストと確定すれば対策にはかなりの時間が必要で、再開の見通しが立たない」としている。
軍艦島コンシェルジュ・佐藤義太郎 広報チーフ「毎年夏休みは満席になることが多いので会社としても対応に追われている。客への連絡も(再開の)見通しが立たない分、どこまで連絡していいのかというのもある」
軍艦島は台風5号の影響で桟橋などが破損し、今月27日に上陸が再開されたばかりで、台風の被害以外で上陸が禁止になるのは今回が初めて。