北海道では前線を伴った低気圧が通過する影響で、９日は広い範囲で日本海側を中心に非常に激しい雨が降る見通し。河川の水位も上がっていて、沼田町などでは避難勧告も出されている。

北海道は前線を伴った低気圧が通過する影響で、広い範囲で雷を伴った激しい雨が降り、太平洋側やオホーツク海側では夜のはじめにかけて局地的に激しい雨が降る見通し。１０日にかけての１時間あたりの最大雨量は、太平洋側で４０ミリ、オホーツク海側で３０ミリとなっている。

この雨の影響で、各地で河川が増水している。雨竜川では水位が氾濫危険水位に到達して、沼田町と深川市で合わせて２９１世帯・６３１人に避難勧告が出されている。道北の和寒町でも剣淵川の増水で２４世帯・７３人に避難勧告が出されている。

ＪＲ北海道によると、午前１１時現在で、札幌から釧路間など特急列車をはじめ、合わせて８８本が運休となっている。

この雨は９日いっぱい警戒が必要で、河川の増水や大雨による土砂災害、低い土地への浸水に引き続き警戒が必要。