東京五輪・パラリンピック選手村跡地の分譲マンションに“戸数制限” 1名義につき2戸まで
東京オリンピック・パラリンピックの選手村跡地に建てられた分譲マンション「晴海フラッグ」を巡り、来月から販売が始まる2棟について、事業者側が1名義につき2戸までとする戸数制限を設けるということです。
東京オリンピック・パラリンピックの選手村跡地の分譲マンション「晴海フラッグ」。東京都によりますと、これまで17棟が販売されていますが、転売目的とみられる資産家や法人が複数戸応募したことなどから、最高倍率が266倍となったり、一部の住戸が不動産仲介サイトで購入価格より3000万円以上高く販売されたりする状況となっていました。
こうした状況を受け、都は事業者側に相談し、来月から販売が始まる地上50階建ての2棟のタワーマンションについて、1名義につき2戸までとする新たな戸数制限を設けるということです。
都の担当者は、この対策によって「住みたい人が、より当選しやすくなる環境が確保されるのではないか」と話しています。