気象庁は、１３日午後に緊急の記者会見を開き、１５日にかけて九州や四国に接近・上陸し、西日本を縦断する見通しの超大型で強い台風１０号について、厳重な警戒を呼びかけた。

気象庁は、台風１０号の特徴について、超大型であることをあげ、台風の中心が近づく前から暴風が吹きはじめ、台風の動きが遅いことから、暴風が長く続く恐れがあると説明した。

西日本では、お盆後半の１４日から１５日にかけて、長時間にわたり交通機関が大幅に乱れる恐れがあるという。

さらに、西日本を中心に大雨となり、特に、普段雨が少ない瀬戸内地方や、降り始めからの雨量が１０００ミリを超える恐れがある四国の太平洋側などでは、大雨災害の危険度が高まる見込みで、気象庁は、土砂災害や川の氾濫などに、厳重に警戒するよう呼びかけている。

また、１５日は大潮にあたるため、台風の接近と満潮の時間帯が重なる場合には、西日本を中心に、高潮や高波による浸水にも、厳重な警戒が必要。