「人生の墓場…」厚労省若手が組織改革提言
不正な統計調査など不祥事が相次ぐ厚生労働省で、若手職員が組織改革の提言をまとめた。
今年4月に発足した「厚労省改革若手チーム」は、のべ2000人を超す職員にアンケートを行い、20代から30代の意識を調べた。それによると、「やりがいがある」との回答が49%なのに対し、「仕事が心身の健康に悪影響を与える」が58%、「職員を大事にしない」が45%だった。職員からは、「生きながら人生の墓場に入ったと思っている」という声も寄せられたという。
「厚労省改革若手チーム」では、アンケートなどをもとに議論を重ね、生産性を上げる業務改善策や、意欲と能力を発揮できる人事制度への改革、それに、暑い・狭い・暗いという劣悪なオフィス環境への具体的な提言をまとめ、26日、根本厚労相に手渡した。