“電気代2倍”で遊園地が奇策 客自らが発電するアトラクション「電源人間」とは…
新潟県にある遊園地が、電気代が前の年の倍近く値上がりするということで、新たなアトラクションを企画しました。客が自ら発電するということですが、果たして動かせるのでしょうか。
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新潟・阿賀野市にある遊園地「サントピアワールド」。長年多くの子供たちに愛されてきましたが、先月から乗り放題チケットを値上げしました。さらに――
サントピアワールド 高橋修園長
「メリーゴーラウンドの電飾の美しさを損なわないぎりぎりのところで、1個ずつ(電飾を)抜いていたんです」
節約のワケが、電気代の高騰です。
サントピアワールドツイッターより
「やばい大ピンチです」
「#電気代が2倍」
その額なんと、年間で3500万円以上。電力会社から届いた見積もりは、前の年の倍近く値上がりするというものでした。
サントピアワールド 高橋修園長
「運営としては、本当に苦しいですね」
少しでも節電できればと取り組んできましたが、焼け石に水でした。そこで新たなアトラクションを企画しました。その名も「THE 電源人間」で、客が自らペダルをこいで発電するものです。
もともとは、2階建てメリーゴーラウンドを動かす予定でしたが…。
サントピアワールド 高橋修園長
「やはり、このメリーゴーラウンドはちょっと難しかった」
結局、動かせるメリーゴーラウンドは、かわいらしいミニサイズになりました。
体験した子供たちは――
「お! 動いている。足が…足が……」
「たのし…めっちゃ疲れた」
子供たちには、楽しみながら電気の貴重さを体感してほしいということです。