朝鮮学校“無償化”対象外 適法の判決確定
大阪の朝鮮学校が無償化の対象とするよう求めた裁判で、最高裁は29日までに学校側の上告を退けた。無償化の対象外を適法とした判決が確定した。
この裁判は、大阪朝鮮高級学校を運営する学校法人が、高校授業料の無償化制度の対象から朝鮮学校を外した処分の取り消しなどを求めていたもの。
1審の大阪地裁は無償化するように命じたが、2審の大阪高裁は「朝鮮総連から教育の自主性をゆがめる不当な支配を受けている疑いがある」として、一転して無償化制度から朝鮮学校を外した国の処分は適法と判断した。
学校側は最高裁に上告していたが、最高裁は29日までに上告を退ける決定をした。1審の判決を取り消して無償化の対象外を適法とした大阪高裁の判決が確定した。