気象庁「キキクル」配色変更 災害発生・切迫→“黒”に
大雨による災害の危険度を色分けして示す、気象庁の危険度分布「キキクル」の配色が30日から変わります。
気象庁のホームページで公開されている「キキクル」は、土砂災害や浸水、洪水のおそれを地図上に色分けして表示し、リアルタイムで自分がいる場所の危険度を確認できるものです。
気象庁は30日から、災害の危険度を5段階で示す警戒レベルと結びつけて危険度をより分かりやすくためキキクルの色も変更します。
今回の変更では、これまで無かった「黒色」の表示が新設されます。これはすでに災害が発生していたり、切迫している状況を示しています。
また、これまで「キキクル」で危険とされていた「濃い紫」と「うす紫」の2つは統合されて、「紫色」に一本化されます。
気象庁は災害時、「黒色」の表示を待つことなく、「紫色」が出たときには速やかに安全な場所に避難してほしいと呼びかけています。