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大雨災害の危険度が「色」でわかる気象庁「キキクル」が表示方法を変更 紫は「警戒レベル4」で"すぐ避難"の合図!

2022年6月29日 6:00
大雨災害の危険度が「色」でわかる気象庁「キキクル」が表示方法を変更 紫は「警戒レベル4」で"すぐ避難"の合図!
「キキクル」の表示色の変更の説明・気象庁資料から

大雨災害時に自分のいる場所にどれくらい危険が迫っているのか――地図上に表示される「色」で危険度を知ることができる気象庁ホームページの「キキクル(危険度分布)」が、表示方法を6月30日から刷新します。災害切迫の「黒」の段階が追加され、「紫」になったらすぐに避難する合図です。命を守るための重要アイテム「キキクル」とは…。

■大雨災害時に危険を察知するための「キキクル」とは

気象庁ホームページで公表されている「キキクル(危険度分布)」は、大雨の時に「土砂災害」と「浸水害」、それに「洪水」の危険がどこまで迫っているかを地図上に色分けして表示してくれる、危険度分布図です。自分のいる場所の危険度を知ることで、すぐに避難するなど命を守るための行動の指針となるものです。

土砂災害の危険度については、地図上で1キロメートル四方のメッシュ毎に色分けされ、現在から2時間先の見通しを用いて10分毎に更新されています。

浸水害については、1時間先までの雨量予測を基に浸水が発生しそうかどうかを表示します。黒い部分はすでに災害発生の可能性があるエリア、紫の部分は危険が迫っていて避難すべきエリアです。

洪水については、3時間先までの雨量予測を基に、全国の約2万の河川について急激な増水による洪水災害発生の危険度の高まりを表示しています。黒い河川はすでに災害発生の可能性があるエリア、紫の河川は災害発生が迫っていて避難すべきエリアです。

■黒は"すでに災害発生か" 紫は"すぐに避難"の合図

これまで色分けは、通常時の白色(河川は水色)と、黄色の「注意」、赤の「警戒」、薄い紫の「非常に危険」、濃い紫の「極めて危険」の5段階で表示されてきましたが、警戒レベルに合わせると、薄い紫と濃い紫がいずれも警戒レベル4に相当することから、警戒レベルが分からないといった意見も聞かれました。

こうしたことから、気象庁では2022年6月30日からは警戒レベルの色分けにそろえて、白(河川は水色)、黄色、赤、紫、黒の5段階で危険度を表示して伝えることになりました。

新たに設けられた「黒」の段階は、大雨特別警報を発表する基準値にも用いられるもので、災害がすでに発生しているか、災害が切迫している段階で警戒レベル5に相当するものです。

そして一番重要となるのが、警戒レベル4に相当する「紫」の段階です。災害発生の危険が迫ってきている段階で、すぐに避難をするなど命を守る行動を促す段階だとしています。

■集中豪雨が急増! 自ら情報を得て命を守ることが重要に

気象庁の気象研究所の研究では、活発な雨雲が連なる線状降水帯などによって、3時間に130ミリ以上の大雨を観測するような集中豪雨が起きる頻度が、この45年間で2倍以上に増えたということです。特に梅雨の終わりにあたる7月は、約3.8倍にも増えてきています。

大雨や台風のシーズンには自ら情報を収集し、自ら判断して命を守る行動が求められています。