能登地方の地震活動“今後も継続”地震調査委員会が見解
石川県能登地方で続く活発な地震活動について、政府の地震調査委員会は、地震活動はおさまっておらず今後も活動が続くとの見解を示しました。
石川県能登地方では、2020年12月から地震活動が活発となり、珠洲市では今年6月19日に震度6弱、その翌日にも震度5強を観測する地震が発生しています。
政府の地震調査委員会は9日の定例の会合で、能登地方では先月から8日午前8時までに震度1以上を観測する地震が10回発生していることなどが報告されました。
そのうえで、一連の地震活動は減衰する傾向がみえず、依然として活発な状態が継続していて、今後も地震活動が続くとの見解を示しました。
地震調査委員会は強い揺れに注意してほしいと改めて呼びかけています。
一方、地震が相次いでいる要因について地震調査委員会は、「地下にある水のような流体が関与している可能性がある」との見方を示しています。