29日は、群馬県の伊勢崎で40.0℃を観測するなど、関東地方の内陸部を中心に体温を超える危険な暑さになりました。気温が40℃に達するのは、6月25日に、同じく伊勢崎で40.2℃を観測して以来、ことし2回目のことです。

29日も、西日本から東日本の広い範囲で35℃以上の猛暑日が続出するなど、厳しい暑さが続きました。関東甲信地方の内陸部で特に気温が高く、群馬県の伊勢崎では40.0℃を観測しました。気温が40℃に達するのは、6月25日に、同じく伊勢崎で40.2℃を観測して以来、ことし2回目のことです。

そのほか、栃木県の佐野で39.6℃、埼玉県の鳩山で39.3℃、山梨県の大月で39.1℃など、関東甲信地方を中心とした各地で体温を超える危険な暑さとなったほか、東京都心でも35.4℃と5日連続の猛暑日となり、6月の猛暑日連続日数を更新しています。

そして、この暑さは29日だけではありません。

30日も九州から東北南部にかけての広い範囲で夏空が広がり、猛烈な暑さが続きます。

30日の最高気温は、40℃…埼玉・熊谷、39℃…群馬・前橋、38℃…埼玉・秩父、山梨・甲府、愛知・名古屋、岐阜など、体温以上の危険な暑さが予想されています。

環境省・気象庁は、30日も熱中症の危険が極めて高い気象状況が予想されるとして、茨城県、埼玉県、山梨県、愛知県、三重県、滋賀県、兵庫県、和歌山県、徳島県、愛媛県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県、鹿児島県（奄美地方除く）の15県に熱中症警戒アラートを発表して警戒を呼びかけています。

熱中症の危険が非常に高くなりますので、炎天下での外出はなるべく控え、室内でも我慢せずに適切に冷房を使用するなど、積極的に暑さを避けてください。

また、水分や塩分をこまめに補給し、高齢者や病人・子どもがいる家庭では声を掛け合い、熱中症予防を心がけてください。