千葉大学病院 コロナ感染急拡大で医療従事者100人近くが出勤できず
新型コロナウイルスの感染の急拡大で、千葉大学病院では院内の保育所が休園になるなどして、医療従事者100人近くが出勤できない状況となっています。
千葉大学病院によりますと、病院の敷地内にある保育所で26日までに園児7人、職員3人のあわせて10人の感染が確認され、今月末まで休園になったということです。
この保育所の休園や、子どもの学校の休校により28日時点で医療従事者28人が出勤できなかったほか、自身が感染、濃厚接触者となるなどした医療従事者が相次ぎ、あわせて94人が出勤できない状況だということです。
千葉大学病院は出勤できない医療従事者がさらに増えることを見通し、診療を延期するなどして外来患者の人数を減らすほか、一般の入院病床の稼働率を現在のおよそ100%から85%まで下げることを決定しました。
こうした対応をすることで、コロナ病棟の人員を確保しながら一般診療を継続していきたいとしています。