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東京大空襲から79年、都内で犠牲者を慰霊する法要

2024年3月10日 13:13
東京大空襲から79年、都内で犠牲者を慰霊する法要

およそ10万人が犠牲になった東京大空襲から79年となる10日、都内では、大空襲や関東大震災の犠牲者を慰霊する法要が行われました。

1945年3月10日の東京大空襲では、下町を中心とした無差別爆撃と、それに伴う大規模な火災で、およそ10万人が犠牲となったといわれています。

東京・墨田区の東京都慰霊堂では、午前10時ごろから犠牲者を悼む「春季慰霊大法要」が行われました。

秋篠宮ご夫妻も出席されて犠牲者を悼んだほか、小池知事も追悼の辞を送りました。

その後、参列者も焼香し、大震災と大空襲の犠牲者を追悼しています。

また大空襲をめぐっては、都が1990年代後半に記録を展示する「平和祈念館」をつくる計画を進め、330人分の証言を映像で記録しましたが、展示内容についての意見が対立し、計画が凍結していました。

都は、改めて証言公開の同意が得られた122人分について、先月28日から東京・池袋などで資料展を開催しています。