関電問題 松井市長「不利益隠ぺいの体質」
関西電力の役員らによる金品授受問題で、大阪市の松井市長は、「自分たちの不利益を隠ぺいする体質だ」と批判した。
関西電力の八木誠会長や岩根茂樹社長ら20人は、福井県高浜町の元助役・森山栄治氏から、現金など3億2000万円相当を受け取っていたが、27日、会見を開くまで、公表していなかった。
これに対し、関西電力の筆頭株主である大阪市の松井市長は29日、「自分たちの不利益を隠ぺいする体質だ」などと厳しく批判した。
大阪市・松井市長「(2011年の)原発事故で電力料金が値上がりしている時期にバックマージンとも疑われかねないような高額な商品が関電幹部に渡っていた。事実であればとんでもない話」
松井市長は、関西電力に対し、役員ら一人一人が受け取った金品の内容など、詳細をすべて説明するよう、30日、文書で申し入れるとしている。