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“統一教会”が“改革案”説明「献金が過度になってはいけない」「霊感商法は1件もない」

2022年9月22日 19:29
“統一教会”が“改革案”説明「献金が過度になってはいけない」「霊感商法は1件もない」

宗教団体「世界平和統一家庭連合」、いわゆる“統一教会”が22日午後に会見を開きました。過度な献金をとらないよう指導を徹底すると述べる一方、霊感商法については強く反論しました。

   ◇

22日午後2時、“統一教会”が3度目となる会見を行いました。

世界平和統一家庭連合・教会改革推進本部 勅使河原秀行本部長
「教会改革推進本部を担当することになりました勅使河原と申します」

22日の会見に出席したのは、これまでと同じ田中会長ではなく、勅使河原秀行氏でした。

司会
「勅使河原の方はですね、かつて30年前も多くのメディアに大いに追われ、すべてを語ってきたという経緯のある方で」

司会の紹介の通り、勅使河原氏といえば、かつて有名新体操選手の女性と合同結婚式を行うなどして話題となった人物です。

いわゆる“霊感商法”や高額献金トラブルなどが浮き彫りとなってきた教団に新たに設立された「教会改革推進本部」の本部長に就任し、“改革案”の説明をしました。

世界平和統一家庭連合・教会改革推進本部 勅使河原秀行本部長
「本来、公共の福祉に資するべき宗教法人が、たとえたった1人であったとしても、恨みをかうことはあってはならないと存じ上げております」

まずは高額と指摘される献金について、“過度な献金”になってはいけないと強調しました。

世界平和統一家庭連合・教会改革推進本部 勅使河原秀行本部長
「威迫・困惑を伴うような献金奨励、勧誘行為はしてはならない。献金がある意味、度を過ぎて家庭や家族皆の生活を、通常の生活を送るのを害するような過度なものになってはいけない」

この“過度な”という基準については、「通常の社会生活を困難にする程度」などと話しましたが、具体的な金額については信者の経済状況によって異なると述べるにとどめています。

Q.献金で生活が圧迫されないことの具体的な確認は?

世界平和統一家庭連合・教会改革推進本部 勅使河原秀行本部長
「高額な献金の場合に本当に大丈夫なのか、ご家族の合意がとれているのかとか、そういったことをきちんと確認をする程度で、その詳細までまだ決めてはいないです」

一方で、これまで被害対策弁護団が去年までに相談された被害額がおよそ1237億円としている“霊感商法”については、強く反論しました。

世界平和統一家庭連合・教会改革推進本部 勅使河原秀行本部長
「私の認識では“霊感商法”というのは1件もないはずです、2009年以降は」

ただ今後、返金請求や被害の申し出があった場合は誠意を尽くして対応したいということです。

   ◇

“統一教会”の示した改革案に、7年ほど前に脱会した元2世信者は“問題意識を持ったことはよかった”としつつも…

約7年前に脱会した元2世信者
「教団は信仰を持っている人たちの大半は幸せで、被害にあった人はごく一部であるかのような言い方をしているけど、もし本当に統一教会の信仰をもって家庭が幸せだったら、こんなにたくさんの2世が離教していないと思う」

また“霊感商法”の問題にあたる弁護士は、“改革に中身がない”と話しています。

全国霊感商法対策弁護士連絡会 木村壮弁護士
「今回の会見を聞いて、統一教会は何も変わらないんだなと。組織としておこなってきたのを相変わらず否定しているところから、非常に誠意のないものだなと思っています」