“統一教会”が会見「過度な献金ないよう指導徹底」 “霊感商法”について反論も
宗教団体「世界平和統一家庭連合」、いわゆる「統一教会」が記者会見を開き、高額と指摘される献金について「過度な献金とならないよう指導を改めて徹底する」と述べました。
一方、2009年以降についていわゆる「霊感商法」は1件もないと改めて主張しました。
会見には教団が設置した「教会改革推進本部」の勅使河原秀行本部長らが出席しました。
世界平和統一家庭連合教会改革推進本部・勅使河原本部長「献金が信者の生活を圧迫することが決してないよう指導を徹底いたします」
勅使河原本部長はこの2か月半、宗教法人のありかたの議論を重ねたとした上で、「信者の経済状態に比して過度な献金とならないよう十分配慮しなければならない」との指導を再徹底すると話しました。
ただ、「過度な献金」の基準については「通常の社会生活を困難にするような程度」などとしましたが、具体的な金額については個々の信者の経済状態によって異なると述べるにとどまりました。
一方で、勅使河原本部長は「私の認識では霊感商法というのは2009年以降は1件もないはず」と述べ、被害対策弁護団の主張に反論する場面もありました。