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「マルカツデパート」事実上の営業終了 電気料金“未払い”…送電停止に 北海道

2022年10月6日 21:14
「マルカツデパート」事実上の営業終了 電気料金“未払い”…送電停止に 北海道

今月末で閉店が決まっていた、北海道旭川市の商業施設「マルカツデパート」が、電力会社からの送電を停止され、6日、事実上の営業終了を迎えました。運営会社の社長が詐欺未遂の疑いで逮捕された影響で、会社の運営が行き詰まり、電気料金が未払いだったということです。

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商業施設「マルカツデパート」は、北海道旭川市の中心部で100年にわたって営業を続けてきました。建物の老朽化により、今月末で閉店が決まっていましたが、午前9時半すぎ、急に音楽が止まりました。電力会社からの送電が停止され、突然、事実上の営業終了を迎えたのです。

先月27日、マルカツの運営会社社長・遠藤大介容疑者が、北海道の新型コロナ協力支援金をだまし取ろうとしたとして、詐欺未遂の疑いで逮捕されました。社長逮捕の影響で会社の運営が行き詰まり、電気料金が未払いの状態で送電を停止されました。

予定より早い営業終了に、5日、テナントは急きょ、閉店を余儀なくされ、約30店舗のうち20店舗が一斉に退去しました。

テナントの従業員
「『6日の日に電気を止めます』と、真っ暗闇でまさか商売もできないですし」

長年、通っていたという買い物客も、突然の閉店に困惑していました。

旭川市民
「とても残念です。本当に長いことお世話になっていたんです」

ビルの管理を委託されている業者によると、マルカツの運営会社とは連絡がつかない状態が続いているということです。