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関電“資金提供”会社に入札せず18件発注

2019年10月4日 11:55
関電“資金提供”会社に入札せず18件発注

関西電力を巡る金品受領問題で、元助役に資金を提供した建設会社に対し、関電が、少なくとも18件の工事を入札を行わずに発注していたことがわかった。

この問題は、関西電力の役員ら20人が福井県高浜町の元助役・森山栄治氏から多額の金品を受け取っていたもの。

森山氏に3億円を提供していた高浜町の建設会社「吉田開発」に対し、関電が少なくとも18件の工事を、入札を行わず発注していた。

関電は発注プロセスに問題はなかったとしているが、そのうちの8件は京都支社の社宅の工事で、森山氏の「原発立地地域を大切にしてほしい」との意向を受け、慣例として入札を行わずに「吉田開発」へ発注するケースが常態化していた形。